インプラント希望の患者さんからよく聞かれるのだがインプラントはどのくらい持ちますか?と。インプラント自体はこれは金属のチタンなので錆びないし腐らないし虫歯にもならないので黙っていれば寿命より持つことは明らかです。

しかし口腔内の環境は苛酷で細菌やら食べカスやらいろんなものの攻撃にさらされ衛生観念の無い患者さんに入れた日には早晩インプラント周囲炎で脱落しかねません。
しかし毎日きちんと清掃をかかさず定期的に歯科医院でチェックをしていれば、スェーデンの大学での最初の患者さんは1965年から2007年までもったそうです。

患者さんの死とともにインプラントの寿命が尽きたという話ですから質問の答えは42年以上となるのでしょうか。

私は開業してインプラントを取り入れてそんなに立っていませんのでわかりませんが、インプラントが駄目になるのは感染と破損の二つが多いようです。
自分の症例でインプラント周囲炎を起こしたものは過去にHAインプラントにありましたがそれを止めて今のシステムにしてからはほとんど経験がありません。

特に機械研磨型のインプラントは感染部位を清掃するとそこで炎症が止まりそれ以上進行しないという利点がありました。これは皆さん仰ることです。

ただし機械研磨型のものは柔らかい骨質に相性が悪く抜けやすいと言われています。

私は悪い骨質でも長い治癒期間を置いたので抜けた経験はほとんどありません。
インプラントの破損はインプラントの器械的強さと患者さんが何を食べるかにかかってきます。

年配の女性でもすごく強いあごの力を持つ人がいます。

そういう方に入れたもので折れたことが二度ありました。

もちろんメーカーが保証してくれて費用はかかりませんでしたが本当にびっくりしました。
女は強い!