世界にはたくさんのインプラントメーカーがありそれぞれ自社が一番だという宣伝をしています。

しかし本当に完ぺきなものなどあるはずがなく、骨質に応じた選択を迫られるのが実情です。

硬くしっかりした骨ならどれを使っても間違いがなく高い成功を得られますが、一方で硬すぎる骨は骨髄がなく逆に生きている骨細胞が少なく失敗することもあるからわかりません。

長期にわたり見ていくとインプラントが折れたり抜けたり、インプラント周囲炎で撤去せざるを得なくなるものも出てきます。

折れるのは患者さんの噛む力が強すぎたか設計に無理があり少ない本数でたくさんの歯を作った時に見られます。

抜けやすいのはインプラント表面の粗さが弱いものに多く昔の機械研磨型インプラントに見られました。しかしそのタイプは細菌の付着が少なく感染しづらいという面も見せているのでわかりません。

長期に使うのであれば昔の機械研磨型インプラントが良く今のインプラントは表面が荒いので注意が必要です。

いいとこどりをしているのがハイブリッドタイプのインプラントで私が最も信頼を寄せているものです。

どれを使っても細心の注意を図って埋入し、力学的バランスを考えて設計し、定期的な検診を怠らなければ長く患者さんの本当の歯として機能していきますので、歯科医は基本をおろそかにせず研鑽に努めていかなければなりません。