と言う経験はベテランの歯科医ならだれでも持っています。原因は一つではありませんが現在大きな原因と言われているのは製造されたインプラントの表面が空気中の炭素原子と結合し純チタンではなくなってしまうという現象です。

一方でどれだけインプラント表面と骨が結合すれば充分なのかという問題もありますが、これは結論めいたものはまったく出ておりません。炭素化合物は強力な紫外線で分解出来ると言うので、日本のメーカーから非常に高価な機械も発売になっていますが良くわからないのです。ノーベルバイオケア社をはじめとする世界中のインプラントメーカーはこのくっつかないという批判に対応し保障制度を設けておりますので、二次オペ時にインテグレーションが悪かったり数年後に脱落したりに対してはそれなりの対応をとってくれるのでありがたいのです。

でも異常咬合の患者にはまったく無力です。インプラントと骨が耐えうる最大限度を超えての異常な噛む力に大してなすすべはありません。歯科よりも患者のストレスに対しては精神神経科の対応がまず必要になって来そうなのが難しいところです。ですからホームページで成功率が限りなく100%に近いとうたっているところは極めて怪しい歯科医院とみて間違いは無いでしょう。なぜなら歯科医師の技術以前にインプラント本体の問題があるのですから、どうやってもうまくいかないことがあるのです。

チタン表面のプラスの電荷に炭素分子が結合してしまいます。