昔はレコードを聴くのにゼンマイをギコギコ巻いて蓄音機で聴いていたが、第二次大戦後ナチスドイツの発明したテープレコーダーを使い録音技術は一変して黒い塩化ビニールのレコードと相成った。SP盤はシェラックと言って南方の虫の糞を固めた落とすとすぐ割れる代物だったが、柔らかい塩ビになって減るけど割れない商品に替わり大発展を遂げることとなる。しかしこれも技術変革の波が押し寄せ、光で信号を読み取るデジタルオーディオとなり安くて省スペースのチンケなオーディオセットが全世界に普及することとなった。レコードのように針でこすらないのでレコード盤の減りはなく万万歳だと言われていたが実際はポリカーボネートは表面が傷つきやすく湿気でさびるので100年は持たないと言われているから最初のうたい文句とはだいぶ違います。しかも聞いてみるとデジタルはどんなに高級なものも独特のエグミを持っていて魚の小骨をのどにひっかけたようないやな感じがいつもありました。小生はCD登場以来ずっと市販の最高級機器を実際購入して聴いていたので本当です。デジタルは信号がぎざぎざした階段状なので永久に滑らかなアナログ信号にはおよびません。言わばアナログは究極のデジタル!(笑)。でも映像はアナログよりもデジタルが断然いい。恐らく耳の構造と目の構造が違うからでしょう。耳はアナログで目はデジタル。それでも先日我が家で聴いた1700万円のCDプレーヤーはまるでアナログレコードのような滑らかさ。安いアナログレコードプレーヤーで聴ける音をデジタルで同等に再現するのにはそれほどのお金がかかるのでしょう。若者たちにレコードがリバイバルヒットしているのは偶然ではありません。素直な心で接すれば誰でもいいものは理解できるのですね。そういえば国会前でデモをしていたsealsは結局若い人たちに支持されず無くなってしまいました。デジタルな人たちだったのでしょう(笑)。

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アナログとデジタルのせめぎ合いで日々進化し続ける我が家のオーディオの世界。

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アナログレコードには艶があるようです。なんともいえぬ色気に今も魅入られています。向かって右はドイツ製の放送局用。左はスイス製。

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捨てるに捨てられない昔のスイス製超高級CDプレーヤー。上段がDAコンバーターで下段がCDトランスポートです。音は今のものよりも良いからとっても不思議。あとから入った高級品が追放になった今も現役の機器。