15年ぶりに当院でインプラントをされた患者さんが来院されました。

当時は機械研磨のブローネマルクインプラントでしたがインプラント周囲炎を起こすこともなくレントゲンを撮ると最初の良い状態で維持されてありホッとしました。

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15年前の古いインプラントで何か問題があったのだろうか。どこも異常はない。

伺えばインプラント治療終了後事情があって東京に引っ越しそのままになっていましたが、仙台に来る用事が出来たので寄ってみたとのこと。

互いに再会と異常がないことを喜び、またいつでもいらっしゃいとお話しをしてお帰りになりました。

昔のインプラントは劣っていると考えがちですがそうではありません。

メーカーが市場の要求に従い替えていくのが実情なのです。長期間の検証もなしに。

この辺りは師匠の小宮山彌太郎先生の近著「埋み火」に詳しく書いてありますので興味のある方はお読みください。私はさっそく出版社から購入して読みました。良い本です。

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師匠の御本埋み火(うずみび)。かくすればかくなるものと知りつつもやむにやまれぬ大和魂。御一読あれ。

また今年初めにインプラントを希望され来院した患者さんが外科用ガイドを発注したところで中断し、昨日来院されました。こちらは驚くなかれもうインプラントが入っています。

お母様の看護で千葉の方に行かれて向こうで治療されたとか。

治療後から痛みが取れずMRIまで撮ったが原因不明で今も痛みが持続するため来院となりました。

治療を途中で中断し他院で治療したことへのお詫びを深々とされましたがそれは別にどうでもよくて、現在の症状の緩和と原因除去が肝心です。

当院でCTを撮ったらどうもインプラントが上顎洞にだいぶ突き抜けています。

訴えの場所と一致するのでCT画像を持って大学を受診するよう話しました。

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右上の二本(画面上では左上)が上顎洞に突き出ているように見える。

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                                             CT画像

他院の批判はしないようにしているのでこんな時はしっかりした医療機関で調べてもらうのが一番です。

よくレントゲンを眺めるとインプラントの抜けた後もありましたし、他にも突き抜けているところがあるようです。

おそらくインプラントの撤去で症状は消えるはずですので大ごとにはならないと思いますが、こういうのは何とも難しいものがありますね。